車検と点検は似ているため勘違いされがちです。

車検と点検には目的などの面で違いがある他、費用相場の面でも違いがあります。

車検と点検の違いについて解説します。

■車検と点検の違いとは？

車検とは、「公道を走行するための安全基準を満たしているか車をチェックすること」です。

車に乗る上で車検の取得は義務です。

車検を取っていない車で公道を走行すると罰則がありますので、注意してください。

点検（法定点検）とは、「車の故障や不調をあらかじめ予防すること」「車を日常的に使うために状態（安全かどうか）をチェックすること」です。

車は12カ月点検や24カ月点検などで、定期的に状態・安全をチェックしなければいけません。

また、車の不調や故障など、状態に応じて専門業者に点検してもらうこともあります。

車検と点検は似ていますが、次のような点で違いがあります。

違い①車検と点検では目的が違う

点検は車の不調や故障を予防すること、そして安全な車の利用のために行われます。

車検も車の安全な利用という点ではほぼ同じですが、主に基準に適合しているかどうかがチェックされます。

不調や故障をあらかじめ予防することが目的ではありません。

車検と点検は似ていますが、主となる目的に違いがあります。

違い②車検と点検では罰則の有無が違う

車検を受けていない車で公道を走ると罰則があります。

対して点検（法定点検）は「受けなければいけない」というルールはあるものの、受けていなくても特に罰則はありません。

ただし、自家用車の法定点検を受けていない場合、メーカー保証の対象外になってしまう可能性があります。

法定点検を受けなくても罰則はないが、受けないことによるデメリットはあるということです。

違い③車検と点検では費用相場も違う

車検と点検では費用相場にも違いがあります。

車検と点検を比較すると、点検の方が費用相場や安めです。

なお、点検の際に車の修理が必要になる場合は、点検の費用に修理費用が上乗せされる可能性があります。

修理の費用が上乗せされた結果、車検費用の相場より高くなってしまうことがあります。

■車検と点検の費用相場は？

点検の費用相場は1万円～5万円ほどです。

点検を依頼する専門業者によっても費用相場がかなり変わってきますので、点検の際は費用の確認をおすすめします。

また、専門業者から見積もりを取ることもおすすめします。

専門業者の費用設定の他、車種/車のタイプ（業務用か、自家用車か）などによっても費用相場が変わってきますので、確認の際には注意が必要です。

車検の費用相場は軽自動車で7万円以上、家庭用の普通車で10万円以上になっています。

車検の際に修理箇所などが見つかった場合は修理費用や部品交換の費用が上乗せされる可能性があるため、注意してください。

車検の費用相場も業者のタイプなどによって違いがあります。

車検の依頼を検討している専門業者から見積もりを取り、費用についてよく確認してみましょう。

■最後に

車検と点検（法定点検）には3つの違いがあります。

・車検と点検の目的の違い

・車検と点検の罰則の有無の違い

・車検と点検の費用相場の違い

車検と点検は車の乗る以上、基本的にどちらも「やってください」と定められています。

車に乗りはじめて間もない方は車検や点検のことで分からないこと、困惑することもあるはずです。

当社は車検から修理まで対応している車の専門的な業者です。

国産車と外国車のどちらにも対応できますので、車検や点検のことならぜひ当社Y’z Autoにお任せください。